ハードディスクの交換
本ページ内における各種表記は 2001 年 5 月現在のものです。
標準搭載の HDD が容量・アクセス速度の面で頼りなくなってきたので、
日本橋へ新機種を調達しに行ったところ 2.5 インチ 9.5mm 厚 で 30GB の HDD
(TOSHIBA MK3017GAP) が
\24,980 で売られていたのでした。
もともと 20GB の HDD を買うつもりだったのですが、いい物があったので一気に 30GB にしてしまおう、と購入〜。
その後、無事に C1XG/BP に 30GB の HDD を認識させることに成功しましたので、その詳細をここに書いてみます。
警告
以下の操作を行なって何らかの不具合が生じた場合、故障修理はメーカ保証対象外となります。
本コンテンツをご覧になった結果として生じたいかなる事象についても、コンテンツ作者は責任を負いません。
実際の作業内容
1. ヒンジカバーをはずす
まず、体にたまった静電気をドアノブに触れるなどして取り払い、バッテリ・全ての周辺機器をはずします。
次に、ディスプレイと本体をつなぐヒンジに付いているカバーをマイナスドライバなどではずします。
ツメで止まっているだけなので簡単にはずせますが、力を入れ過ぎないように注意してください。
あと、カバーは全体を均等にずらしていかないと割れる恐れがありますのでご注意を。
…力の入れ所が悪いとこうなります (x_x; ぐはぁ、傷が入った…。
2. 外装のネジをはずす
本体背面の 5 本のネジと、ヒンジ部の 2 本のネジ、計 7 本をはずします。
これは楽勝〜。
3. キーボードをはずす
上図で示される、2 つのツメをマイナスドライバーなどで押し込みます。これでキーボードがはずれます。
ツメはそれぞれ、「Windows キーの下」「↓ (PgDn) キーの下」 にあります。
キーボードをディスプレイ側に倒し、裏についているフラットケーブルをはずします。
本体側のコネクタの左右のツメをマイナスドライバーなどで上に持ち上げるとフラットケーブルがはずれます。
フラットケーブルの先端にはプラグはついていません
(最初、「ケーブルが切れた」 と思い込んでびっくりしました (^^;) )。
4. マザーボード保護カバーをはずす
マザーボード保護カバーの 3 本のネジをはずします。
うち 1 本 (もっとも右側にあるもの) のネジ穴の上には、「お客様がラベルを剥がされた場合 無償修理対象外となります。」 と書かれたシールが。
これを 「えいやっ !」 と剥ぎ取り、ネジをはずします。
ネジをはずしたら、左側の金属板 (冷却板かな ?) をはずした上でカバーをはずします。
ちなみに、金属板は型にはめてあるだけなので簡単にはずれます。
くっきりと 「VOID」 の文字が。もう引き下がることはできない…。
void (形) 無効の、法的拘束力のない (対義語 valid)
…小学館 プログレッシブ英和中辞典 第 3 版
5. HDD をはずす
いよいよマザーボードとご対面〜。凄まじい集積度ですね。CPU、チップセットは左手前に、HDD は右側にあります。
CMOS バックアップ用と思われるボタン電池が、PCMCIA スロットの横に無造作に載っているのが気になる…。
ここから、
- HDD をまたいでいるオレンジ色のフラットケーブルをはずす (右側にコネクタがあります)
- 黄色い円で示したネジをはずし、バッテリ固定具をはずす
- 赤い円で示したネジ (3 本) をはずし、HDD をはずす
- HDD のフラットケーブルをはずす (僕は精密ドライバでコネクタをこじ開けました (^^;) )
- HDD の取付金具 (2 つ) をはずす (左右からネジ止めされているだけ。簡単に外れます)
というステップを踏みます。
バッテリ固定具をはずすのは、左奥のネジをはずす際に邪魔なモデムの信号線を動かすためです。
ちなみに、初期搭載の HDD は IBM (現 HITACHI) DARA-212000 (Travelstar 12GN) です。
6. HDD を交換して組み立て直す
あとは、新しい HDD をはめ、取り外しと逆の手順で組み立てていきます。
ちゃんと 30GB (30,006MB) になってますね。ふぅ、疲れた…。
あとは、ビデオ編集するなり、マルチブート環境を構成するなり、DVD のデータを丸ごと取り込んで携帯ムービープレーヤにするなり好きにしてください〜。