最終更新日時 : 2004/02/20 (Fri) 00:00:00

GC 用 SFC 風コントローラの製作 (仮)

概要

完成品のコントローラ
クリックして拡大 (GUI な言い回し…)

ゲームキューブ (GC) のパズルゲーム 「ニンテンドーパズルコレクション」 には往年の名作 「パネルでポン」 が収録されています。 で、これを今まではホリ製の 「デジタルコントローラ」 で操作していたんですが、 どうも十字キーの堅さや裏側のグリップに馴染めずにいました。 そこで、たまたまスーパーファミコン (SFC) の純正コントローラを見つけたのをきっかけとして SFC のコントローラで GC を操作できるようにしてみました。

改造 !

いけにえ達 SFC 用純正コントローラと GC 用デジタルコントローラ。 デジタルコントローラも良いんですけどねぇ、なんか十字キーの感触などに安っぽさがあるというか…。 A ボタンの位置もパネポンをする上ではちょっと奥に位置しすぎているように思う。

コントローラの裏側 裏側。デジタルコントローラにはちょっとしたグリップがついてます。 これ、正直なところ邪魔なんですが…。

基板むき出し とりあえず双方分解しちゃいましょう。 なんと、デジタルコントローラの SELECT ボタンは Y ボタンと並列に接続されてます (実は説明書に明記されてますが…)。 SFC の SELECT ボタンを GC の Z ボタンとして使用する事にすれば、SFC の方がボタンが一個少ないという問題を解決できますね。

ちなみに、SFC のコントローラの L・R ボタンの軸は金属製、デジタルコントローラの軸はプラスチック一体成型でした。 こんな所にもコストダウンの影が…。

はんだ付けしましょう
クリックして拡大 (GUI な言い回し…)

さて、いよいよ基板をいじりましょう。 基本的に SFC のコントローラの基板上の GND とデジタルコントローラの GND を接続し、 各ボタンの配線も同様にして導線でつないでやれば動くはずです。 めんどくさいので基板をカッターで削って基板内の銅配線を露出させ、そこに直接はんだ付けしました。 SELECT ボタンの上のあたりに銅が露出している個所が見られるかと思います。

SFC のコントローラの信号線を、はんだ付けした所よりも遠い場所で切断するのを忘れないように。 思わぬ場所で短絡して誤動作する可能性があります。 最初、十字キーの左と右が同時に入力されたりしました。写真上方の IC の足を切断して事無きを得ましたが…。

改造したコントローラを使ってみよう

パネポンをやってみる
クリックして拡大 (GUI な言い回し…)

さて、完成品を実際に使ってみます。

「パズルコレクション」 内のパネポンで試してみた所、やはり操作感覚が違いますね〜。 十字キーの程よい柔らかさ、A ボタンの丁度いい位置などが反映されてか連鎖が掛けやすい。

…ということで、SFC 時代の操作感覚が忘れられない人は是非お試しを。